チョークの端材を使って新たな文房具を制作
株式会社馬印様は、120年以上の伝統技術と最先端技術を融合し、ホワイトボードや黒板、チョークなど1600種類以上の情報伝達商品を自社工場で生産し、業界内外で高く評価されています。
生産過程で排出されるチョークの破片を再利用を検討されており、弊社・株式会社タイヨーの3Rプロジェクトを知っていただき、チョークの製造過程で発生した端材をアップサイクルした定規の制作に至りました。
弊社のチョーク製造を行う過程で出る不良品などの廃材は、3ヶ月でおおよそ8トンほどです。
これまでは業者様に依頼して処分していましたが、タイヨー様より廃材を活用できる魅力的なご提案を頂きました。
文具業界ということで馴染みやすい定規、かつオリジナルの印刷で、弊社ならではのノベルティに生まれ変わらせることができました。
展示会等で配布しており、環境に配慮した活動としてお客さまからも好評をいただいております。
ありがとうございました。
ご注文詳細
商品 | アップサイクル定規 |
使用残渣 | チョークの端材(お客様の製造工程で排出) |
パッケージ方法 | OPP袋入れ/オリジナル台紙付き |
印刷 | シルク1色印刷 |
使用シーン | ノベルティグッズとして |
総括
今回は名古屋の老舗企業馬印様のアップサイクル事業に関わらせて頂きました。
古くからの熟練の技術と最先端の技術を持ち合わせ、学校や官公庁になくてはならない商品をたくさん取り扱っておられます。
学校で毎日使用されるチョークを大量に生産されている馬印様より、チョークの製造過程で発生する端材を何とかできないかというご相談を頂きました。
ご相談の際には、社員数名で工場見学もさせていただき、チョークの制作過程も学び、どのようにリサイクルやアップサイクルができるか提案させて頂きました。
製造過程で割れてしまったチョークや製造時に出る端材を回収し、粉砕・乾燥したのちに、材料を52%まで配合した樹脂を作成して、材質の半分以上がチョーク素材由来となるエシカルな定規が完成しました。
チョーク由来の原材料により、マーブル調で大理石のような見た目の仕上がりとなっています。
教育環境でなじみの深いチョークの製造端材から、環境に対する意識の高い小中学生に喜んでもらえる、面白い定規を制作することができました。
SDGsをリアルタイムで学んでいる学生の皆さんに、身近なところでアップサイクルを感じてもらえるようなアイテムを一緒に制作することが出来嬉しく思います。
馬印様のアップサイクル事業に関わらせていただきありがとうございました。
株式会社タイヨー 担当 平林・椙村